広島、サヨナラ勝ちでマジック9 丸が決勝打「最高です!」

延長10回、丸(中央)はサヨナラ打を放ち、岡田(右)らナインから氷水をかけられる(撮影・吉澤敬太)
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 「広島6-5DeNA」(1日、マツダスタジアム)

 広島が延長十回、サヨナラ勝ちでDeNA3連戦に3連勝し、優勝へのマジックを1桁の「9」とした。今季76勝目とし、球団のシーズン最多勝利数を更新した。

 四回、鈴木の右越え21号ソロで先制。だが直後の五回、先発の九里、2番手・一岡が崩れて5点を奪われて逆転を許した。しかしその裏、菊池の13号ソロ、エルドレッドの19号2ランなどで4点を奪って同点。試合はそのまま延長戦に突入した。

 延長十回は、DeNA6番手・田中に対し、1死から安部が、捕手の打撃妨害で出塁すると、田中の右翼への二塁打で二、三塁。菊池が敬遠気味の四球で歩いて満塁から、丸が中前にサヨナラ適時打を放った。

 サヨナラ打を放った丸は、チームメートから水をかけられて祝福された。お立ち台では「めっちゃ寒いっす。あとで岡田は一言、言っておきます」と苦笑。それでも「ランナーをかえすだけだったので食らいついていこうと思っていたんですけど、ああいう形になって本当によかったです。最高です!」と、振り返った。

 チームは最大4点差をひっくり返し、優勝へのマジックはついに1桁の9となった。25年ぶりの優勝は、もう目前に迫っているが、丸は「僕も正直、初めてで、あまりよく分からないです」と、無欲を強調した。

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