広島が競り勝ち、M4 最短優勝は7日 ヘーゲンスが7勝目
「ヤクルト3-4広島」(4日、神宮球場)
広島がヤクルトに競り勝って、優勝へのマジックナンバーを2つ減らし「4」とした。
三回、2死二、三塁から新井の左前適時打で2点を先制。リーグトップを走る96打点で流れを呼ぶと、四回には松山が9号ソロ、会沢の7号ソロでヤクルト先発の山中を早々とKOした。菊池は二回一塁で、二遊間を抜けそうな打球を横っ飛びで好捕。スーパープレーで併殺を完成させ、守備でも盛り立てた。
投げては4度目の先発となったヘーゲンズが、6回0/3を7安打3失点の粘投で7勝目。六回、3連打で2点を奪われ、無死二塁では今村が救援登板した。代打坂口に右中間を破る適時二塁打を浴びたが、なおも1死三塁のピンチで上田、山田を連続三振に斬って1点のリードを死守した。
八回をジャクソン、九回を中崎が締めて、中崎は昨季の自己最多を更新する30セーブ。沢村(巨人)の34セーブに次ぐリーグ2位で、初タイトルも見えてきた。最短優勝は7日・中日戦(マツダ)。地元胴上げを決められるか。2リーグ分立後、最速優勝は1990年・巨人の9月8日。25年ぶりVを目前に控えるチームに、史上最速優勝の可能性も現実味が出てきた。