中崎 球団史上4人目30S「マツダで胴上げしたい」
「ヤクルト3-4広島」(4日、神宮球場)
雄たけびを上げながら、広島・中崎が力強くグラブをたたいた。全身全霊を傾けて1点を守り切った。自己 最多を更新するシーズン30セーブに到達。不動の守護神が、悲願へと突き進むチームに勢いを付けた。
4-3の九回に出番が来た。2死を奪うと、最後は荒木を空振り三振に斬った。広島で30セーブ以上をマークしたのは、小山田、永川、サファテ(ソフトバンク)に続き4人目。それでも右腕は「特に何も思うことはない」とサラリと言った。
マジックは「4」となり、地元での優勝が現実味を帯びてきた。「マツダで胴上げをしたいです」。最短優勝は本拠地で迎える7日の中日戦。今季、数々の修羅場をくぐり抜け白星をもたらしてきた中崎が、胴上げ投手になる。