広島ついにM1 球団最多の貯金34 決勝打の石原「どうしても勝ちたかった」

M1としハイタッチする広島ナイン=マツダスタジアム
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 「広島7-4中日」(8日、マツダスタジアム)

 広島が逃げ切って連勝を4に伸ばし、優勝へのマジックを1つ減らして「1」とした。だが、阪神が巨人に逆転負けを喫したことで、地元胴上げはならず。1990年の巨人に並ぶセ・リーグ最速「9月8日」優勝もかなわず、25年ぶりの悲願は9日以降に持ち越しとなった。それでも今季の貯金を34とし、1980年の球団記録を更新。詰め掛けたマツダスタジアム史上最多の3万2546人の前で胴上げはならなかったが、恩返しの勝利を届けた。

 初回、2死から丸の19号ソロで先制。1-1の二回には6安打、打者一巡の猛攻で5点を奪った。七回には押し出し四球で1点を追加した。

 先発の野村は5回を投げ7安打を浴びながら、3失点にまとめる粘投。チームメートのジョンソンと並んでリーグトップの14勝目(3敗)を手にした。七回以降は今村、ジャクソン、中崎とつなぎ、中崎は32セーブ目。中日3連戦3連勝を締めた。

 ヒーローインタビューに立ったのは、二回に勝ち越し打を放った石原。広島一筋、15年目のベテラン捕手は「みんながつないでくれたチャンスだったので、あときょうはどうしても勝ちたかったので、打ててよかったです」と振り返った。地元での優勝はならなかったが、「地元のファンの皆さんの前で優勝することができればよかったんですけど、こればっかりは相手あってのことなので。とにかく勝てるように頑張ります」と誓った。「ついにマジックが1となりました。皆さんと優勝の瞬間を分かち合えるように選手も頑張りますので、ファンの皆さんも声援よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 広島は9日は試合がなく、同日行われるヤクルト-巨人(神宮球場)で、巨人が負ければ優勝が決まる。チームは10日からの巨人2連戦(東京ドーム)のため東京に移動。宿舎に待機して試合の結果を見守る。

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