薮田、好投でCS第4の先発に名乗り 6回1失点
「阪神-広島」(14日、甲子園球場)
広島の薮田和樹投手(24)が、先発で6回4安打1失点と好投。2点のリードを守って降板した。1カ月後に待つCSファイナルでの先発に向けて、2年目右腕が猛アピールに成功した。
粘りの投球だった。初回、3四球と制球が定まらず、ゴメスの三ゴロの間にで1点を失った。二回には振り逃げで先頭梅野の出塁を許したが、1死二塁から後続を断ってピンチを脱出。五回も1死三塁を招いたが、高山を直球で空振り三振に。続く福留もシュートで空振り三振に切って、最少失点で切り抜けた。
今季3度目の先発で3戦連続の好投。強気の投球で阪神打線を封じた。CSファイナルに向けてジョンソン、野村、黒田に次ぐ、4人目以降の先発は流動的。福井、岡田らとのサバイバルレースが続くだけに、価値ある107球となった。