緒方監督「CSに向けて不安材料もある」 勝利も反省
「阪神4-6広島」(14日、甲子園球場)
広島の緒方孝市監督(47)は、勝利にも反省した。
初回に2点、六回にも追加点と、理想的な攻撃で得点を重ねたが、七回に2失策から3点を献上。一時、逆転を許した。代わった九里が先頭の代打・上本を四球で歩かせると、1死後に北條の三ゴロを安部が悪送球。さらに、1死満塁から松山が一ゴロを本塁に悪送球した。
続く福留の犠飛で同点に追い付かれると、ゴメスの中前適時で3点目を失った。緒方監督は「CS(ファイナル)に向けて不安材料もある。こちらも選手の使い方を考えないといけない。ただ、全部がマイナスとも思っていない」と振り返った。
試合は八回、1死一、三塁から安部が、右越えに2点適時二塁打を放った。最後まで執念を見せた、43度目の逆転勝利だ。
野間が今季初の猛打賞。「結果は評価したい」とし、1カ月後のCSファイナルに向けて「勝ちにこだわっていない。CSに入って行ける形を考えていきたい」と、気を引き締めていた。