カープ凱旋で広島駅にファン2000人以上 「ありがとう!」の声あふれる
25年ぶりのリーグ優勝を決めた広島の緒方孝市監督(47)ら首脳陣、選手が15日、JR広島駅に到着。優勝後初めて広島に凱旋し、多くのファンの熱い歓迎を受けた。
10日の巨人戦(東京ドーム)で優勝決定後、この日の巨人戦(マツダ)が初の地元ゲーム。混乱を避けるためにチーム全体で移動した。駅構内には駅員100人、鉄道警察隊や、多くの警備員を配置。2000人を超えるファンが詰め掛け、テレビカメラは30台以上、報道陣も100人以上が集まった。異様な光景だった。
対応に追われたJR広報は「過去にないことです」と、前例のない事態に驚きを隠さない。ロビーだけではなくホームにも人、人、人。新幹線が到着すると、詰め掛けたファンから「おめでとう!!」、「ありがとう!!」の声が次々に飛んだ。各選手らは笑顔で応じるなど、V戦士の帰還に歓喜で包まれていた。
また、巨人戦の試合後には「セントラル・リーグ優勝セレモニー」を実施。セントラル・リーグ優勝ペナントと優勝トロフィーが、プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーから、緒方監督に授与される。その後は全員でグラウンドを一周し、マウンド前で記念撮影が行われる予定だ。