緒方監督、無安打から一転崩れた九里に「一つのアウトを取るのは難しい」

9回、ベンチから見つめる緒方監督。手前は同点犠飛を放った西川=横浜スタジアム(撮影・堀内翔)
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 「DeNA6-3広島」(18日、横浜スタジアム)

 広島の九里亜蓮投手が5回2/3を投げて3安打3失点で降板した。六回2死まで無安打に抑えていたが、そこから3連打を浴びて試合を引っ繰り返された。

 初回に先頭の桑原に四球を与えたものの、併殺打で切り抜け無失点発進。二回以降も両コーナーを丁寧に突いた投球でDeNA打線を封じた。

 しかし2-0の六回2死走者なしから、桑原にこの試合、初安打となる右前打を浴びてリズムが狂った。エリアンの右中間フェンス直撃の適時二塁打で失点すると、ロペスには逆転の28号2ランを許した。

 この直後に降板を告げられ、ベンチでは目を充血させて悔しさをにじませた。試合後、ノーヒットノーランが頭にあったのか?の質問には「何もなかった」。続けて「ストライクゾーンの中で勝負できていたのは良かった。でも逆転までされて、先発の役割を果たせなかったことが反省」と言葉を絞り出した。

 緒方監督は「それだけ一つのアウトを取るのは難しいということ。何とか最少失点で粘ることができれば良かったんだけど。ロペスの2ランがもったいない」と振り返った。それでも最後は「球の切れ、内外角を有効に使う投球は見せてくれた。今季もこれまで、苦しいときに先発、中継ぎで貢献してくれている」と話した。

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