広島 初先発・塹江は5回2安打2失点
「DeNA-広島」(19日、横浜スタジアム)
広島の塹江敦哉投手が、プロ初先発を5回2安打2失点で終えた。
初回1死一塁からロペスに左翼席の場外へ30号2ラン被弾し先制点を献上した。だが二回以降は自慢の速球を軸に力でねじ伏せた。
直球は常時140キロ台後半をマーク。二回、梶谷の打席では、この日最速となる150キロを計測した。スライダーも効果的に使い、二回以降は3四死球を与えたものの無安打に抑えた。
高卒2年目の今季。デビュー戦は、11日の巨人戦(東京ドーム)だった。中継ぎとして登板し1アウトしか奪えず6失点でKO。防御率は136に膨らんだ。2試合目となった16日の中日戦(マツダ)は1回無安打無失点と好投し、この日を迎えた。25年ぶりのリーグ優勝を決め、CSファイナルSと来季を見据えた戦いの中で、緒方監督が19歳の若鯉を起用した。
「2軍でやってきたことを全部、出したい。同じミスをしないように頑張る」と意気込んでいた左腕。成長を感じさせる80球だった。