広島 広瀬「優勝の輪に入れなかった」引退への思い明かす
20日に今季限りで現役を引退することが発表された広島の広瀬純外野手(37)が21日、山口県岩国市の由宇球場で2軍残留組練習に参加。一夜明け、引退に至った経緯や感謝の言葉を口にした。
広島でのプロ野球生活を振り返り、「16年やらせてもらった。ありがとうございましたという一言です」と感謝した。
「去年の契約更改の時に、もう一度1軍にという思いで臨みました。(今季)1軍に上がれなかったら、考えようと思っていた。今年、チームが優勝する中で輪に入れなかった。2年間、1軍に上がれなかったということで、ユニホームを脱ぐ決断に至った」と胸の内を明かした。
この日、ベテランの勇姿を目に焼き付けようと、球場には背番号26のユニホームを着た多くのファンが駆けた。スタンドからは「ありがとう」、「お疲れさま」などの声援が送られ、即席サイン会を開き、ファンに感謝を示した。
今後については未定で「野球に携わっていきたい気持ちはある」と話した。球団は25日の本拠地最終戦、ヤクルト戦で引退セレモニーを開催予定。最後の勇姿をファンに届ける。