野村、16勝目で2冠当確 最多勝&最高勝率
「広島5-0ヤクルト」(24日、マツダスタジアム)
広島の野村祐輔投手が、6回3安打無失点の好投で両リーグトップの16勝目を挙げた。
四回まで毎回、走者を背負ったものの粘りの投球をみせた。三回は先頭の坂口を新井の失策で塁に出したが山田、バレンティンを打ち取り無失点で切り抜けた。「持ち味を出してくれた。チェンジアップも効果的に決まっていた」と緒方監督。力のある直球と多彩な変化球を織り交ぜながら、打たせて取る投球でヤクルト打線を手玉にとった。
今シーズンのリーグ戦は、あと2試合を残す。25日のヤクルト戦(マツダスタジアム)と29日の巨人戦(東京ドーム)だ。15勝のジョンソンは25日に出場選手登録を抹消される予定で、野村に最高勝率とともに最多勝獲得の当確ランプがついた。
12年の新人王獲得して以来のタイトル奪取。野村は「なかなか取れるものではない。本当に積み重ねてきて良かった」と笑顔をのぞかせた。