福井1軍合流!CSメンバー入りに闘志…29日G戦先発で結果残す
広島の福井優也投手(28)が26日、1軍に合流した。マツダスタジアムでの投手指名練習に参加しキャッチボールなどで汗を流した。29日の巨人戦(東京ドーム)に先発する見込みで、CSファイナルSのメンバー入りに向けてアピールを誓った。
福井が静かに闘志を燃やした。表情は普段と変わらないものの、言葉の端々には強い思いがこもっていた。CSファイナルSに向け自身にとっては大一番。汗をぬぐいながら「せっかく(1軍に)上げてもらったので結果をしっかりと残したい」と意気込んだ。
8月31日のDeNA戦(マツダ)の試合開始前に首痛で急きょ先発を回避。翌9月1日に出場選手登録を抹消された。チームはその後、25年ぶりの悲願を達成。投手キャプテンを務めながら歓喜の輪に加わることはできず、悔しさが募った。
日本一挑戦の切符を勝ち取る戦いがまもなく始まる。先発はジョンソン、野村、黒田の3本柱が確定。4番手以降は岡田、ヘーゲンズが濃厚だ。「投げろと言われた場面で投げる準備をする」。右腕は緊急時の先発もしくは、ロングリリーフなどの役割を担うブルペン陣の一員としてメンバー入りを狙う。
今季巨人戦は4戦2勝、防御率1・93と安定感がある。CSで対戦する可能性もあり「相手に悪いイメージを与えられたらいい」と前を見据えた。自身の成績は4勝4敗。リーグ戦最終登板を白星で飾ることができれば、勝ち越して今季を締めくくることができる。チーム、そして福井にとっても大事なマウンドになる。