黒田「CSより最終戦」ファンのために2桁星、男気シーズン締めじゃ
今季最終戦の1日・ヤクルト戦(マツダ)に先発する広島の黒田博樹投手(41)が9月30日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加。「いつもと変わらない。そのあとの登板もあるので、しっかりと準備したい。CSよりも最終戦」。万全の状態で7年連続の2桁勝利に挑む。
今季はここまで23試合に登板し、9勝8敗。当初は9月25日のヤクルト戦が自身の最終登板だったが、降雨ノーゲームに。その試合が今季最終戦に延期となったことで、何かの因縁か、優勝決定の試合に続き、黒田が節目のマウンドに立つ。
個人的な記録は関係ない。「そこ(2桁勝利)を目指す立場でもない。だが、たくさんのファンの方が球場に足を運んで、試合を見に来てくれるので勝たないといけない。個人的な部分ではあまり意識していませんが、勝ってどう思うか分からない」。鯉党に白星を届けるつもりだ。
この日は、強いキャッチボールやダッシュなどで調整。岡田やヘーゲンズらと談笑しながら汗を流した。CSファイナルSまで2週間を切ったが「(各選手が)しっかり自分の考えを信じてやるしかない。まだまだ先の長い話なので、目の前の試合を勝ち抜いて。CSが近づいてくれば、それからだと思います」。まずは、目の前の一戦に全力を注ぐ。