広島、32年ぶりに球団最高勝率を更新 黒田が7年連続2桁勝利
「広島3-1ヤクルト」(1日、マツダスタジアム)
広島が今季最終戦を勝利で締めた。89勝52敗、2分けで勝率・631。1984年の同・625を抜き、32年ぶりに球団最高勝率を更新した。
先発の黒田が、7回6安打1失点の粘投で7年連続2桁勝利達成。40歳以上での2年連続2桁勝利は若林忠志(阪神)、工藤公康(巨人時代=現ソフトバンク監督)に次いで史上3人目の快挙となった。また、投球回数は日米通算3340回2/3に到達。通算3336回2/3で、歴代16位の工藤を抜いた。CSファイナルS登板に向けて万全の投球で締めた。
この日は広瀬の引退試合。松山が広瀬のバットを借りた六回、勝ち越しの2点適時二塁打を放った。広瀬は七回に代打で登場すると、右翼の守備にも就き、試合終了までグラウンドに立った。CS突破、32年ぶりの日本一に向けて、大きく弾みの付く1勝となった。