「セＣＳファイナルＳ・第１戦、広島－ＤｅＮＡ」（１２日、マツダスタジアム）

　広島の守護神・中崎翔太投手（２４）とセットアッパーのジェイ・ジャクソン投手（２８）が１１日、勝利をもたらす投球を誓った。両投手とも今季のＤｅＮＡ戦は無失点。筒香、ロペスと強打者が並ぶ打線に苦手意識はない。

　中崎が力を込めた。「去年、今年と点を取られていないですからね」。今季は１１試合、昨季も９試合に登板して得点を許さなかった。球団史上初のＣＳ出場から巨人を撃破し、勢いに乗る相手に「悪いイメージはない」と言い切った。

　腰痛で登板が危惧された守護神だったが、順調に回復して準備を整えた。「ザキ（中崎）の存在は欠かせない。ブルペン陣のキャプテンでもあるからね。僕が０点に抑えて、つなぎたい気持ちが強いよ」とジャクソンは、無失点リレーに意欲を示した。

　勝利の方程式を担う２人に、畝投手コーチは「安心感がある」と大きな信頼を寄せる。頼もしき右腕たちが再び、歓喜の瞬間を導く。