広島 丸、新井の適時打で2点を先制
「セCSファイナルS・第1戦、広島-DeNA」(12日、マツダスタジアム)
リーグ王者の広島が三回、丸佳浩外野手(27)の適時二塁打、新井貴浩内野手(39)の右前適時打でまずは先制点を奪った。
先頭の田中が四球で出塁すると、続く菊池がきっちり犠打を決めて1死二塁。ここで打席に立った丸は2ボール1ストライクから4球目、真ん中に甘く入った131キロスライダーを見逃さなかった。打球は大きく中堅を超え、フェンス直撃二塁打に。二走・田中が悠々と先制ホームを踏んだ。
「打ったのはスライダー。1打席目にやられていたので、次の打席で打つことができてよかったです」
さらに続く新井は2ストライクから3球目、外角の133キロスライダー。見逃せばボール球に必死に食らい付き一、二塁間を破った。丸が俊足を飛ばしてホームに生還。新井は「なんとかランナーを帰そうという気持ちで打席に入りました」と振り返った。主軸3、4番のバットでこの回、2点を先制した。