黒田 優勝で決断「悔いは無い」 晴れやか引退会見

引退会見を終え、退室する黒田(撮影・吉澤敬太)
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 広島の黒田博樹投手(41)が18日、今季限りで現役引退を発表するとともに広島市内のホテルで会見を行った。会見場には約160席が用意され、テレビカメラも15台以上を数えた。

 球団旗を前に黒のスーツに紺色のネクタイを結び、鈴木球団本部長とともに登壇した。

 「昨日、球団の方に引退の意向を伝え了承していただき、本日、練習前にまずは監督、コーチ、選手そして裏方さんの前で引退することを伝えました。その後にこういう場をもうけていただきました。たくさんのファンの人に応援していただいたんで、そういう人たちに最後の登板前に報告できればと思ってこういう場をもうけていただきました」と説明した。

 決断した理由を問われ「すべては難しいが、一つはリーグ優勝して日本シリーズに進出できた。一つの大きな要因だったと思います」と、チーム25年ぶりの優勝を挙げた。引退を意識したのは「2、3年前です。毎年、毎年、そういう気持ちでシーズンを迎えていた」とし、「自分の中で考えだしたのは9月過ぎ。本格的に自分で考えだしました。相談というか、引退に関しては自分自身で決めた」と語った。チームメートの新井には、優勝が決まった後に伝えたといい「もう1年やらないんですか?と言われたんですけど、自分の意思が固かったので」と、決断は変わらなかったという。

 日本シリーズを前に発表したことには「難しいところはあったが、僕自身は終わってから伝えようと思ったが、自分が次投げる登板が最後になるかもしれない。まずはチームメートに伝えないといけない気持ちと、今までたくさんの人に応援してもらった。そういう人たちに伝えないといけない、そういうことにあった」と語った。

 現役生活に悔いはなかったかと聞かれ「今年、みんなの力で優勝を経験させてもらった。最高のシーズンを送れたので、悔いはないです」と、晴れやかな表情で語った。

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