新井&菊池「マツダでビールかけ」誓った 黒田さんに日本一の花道を
「日本シリーズ・第1戦、広島-日本ハム」(22日、マツダスタジアム)
広島の菊池涼介内野手(26)と新井貴浩内野手(39)が21日、今季限りでの引退を表明している黒田を日本一で送り出すことを約束。マツダスタジアムでのビールかけを実現することを誓った。
先輩に最高のフィナーレを準備する。菊池はあらためて頂点奪取への決意を示し、リーグ優勝時にできなかった本拠地でのビールかけへ意欲を見せた。
「黒田さんのためにというよりも、シーズン中の野球をやって結果的にそうなればと思う。黒田さんもそういう(自分のためにという)のは嫌がると思うので。マツダでビールかけをしていないので、マツダでしたい」
新井も同じ気持ちだ。黒田と同じユニホームを着て戦える時間は少ない。「僕だけではなく、みんなそう思っている。その瞬間を大切に、目に焼き付けて、心に刻みながら残り少ない日にちを一緒にやっていきたい」としみじみ話した。
夢を実現させるためにも、幸先よくスタートを切りたい。第1戦は大谷と激突する。チームは高速マシンなどでスピードに目を慣らしてきた。新井は「実際に立ってみないと分からないけど準備はできた」と前向きだった。
菊池も「楽しみしかない。広島でできるので。いつも通り気負わず行きたい」。また、同級生で親交を持つ日本ハム・中田には対抗心を見せた。中田が「広島をぶっつぶす」と発言したことに対して「返り討ちにできるようにしたい」。黒田のために-。チームは一丸となっている。