【黒田の引退会見全文3】「15番はみなさんの背番号」
今季限りでの現役引退を表明した広島・黒田博樹投手(41)が4日、全日程を終えたことでマツダスタジアム内で、あらためて引退会見を開いた。会見の内容は以下の通り。
◇ ◇
-今後のカープについては。
「簡単じゃないと思いますが、リーグ連覇。そして日本一にチャレンジしてもらいたいと思う」
-後輩に向けて。
「たくさん力のある選手がいる。まだまだ伸びていく選手も。慢心だけはせずに頑張ってほしいと思います」
-新井選手には。
「さっき、このあとFA宣言の会見する、と言ってたので(笑い)。僕もそちら側で聞きたいな、と思います」
-今後は。
「全く考えてないですし、自分がどうなっていくか分からない。取りあえず野球から離れて、ゆっくりしたい」
-カープに戻ってくることも。
「現時点でそこまで分からない。自分がどれだけ野球が好きだったか、離れたら分かると思います」
-「15」番が永久欠番。
「自分の中で鳥肌が立ちました。北別府さんをはじめ、OB、たくさん素晴らしい人がいる。そんな中、僕の背番号がそうなるのは恐縮するとともに、15番はファン、球団の方の心配りで、広島でもう一度ユニホームを着て、マウンドに立つことができた。携わってきていただいた方々のおかげ。みなさんの背番号だと思う。15番のユニホームを見た時に、今年のリーグ優勝を思い出していただければ。僕はそれで幸せです」
-ファンに向けて。
「ファンの人のおかげで…。また日本、アメリカでも、たくさんの人に応援していただいた。最後に広島のファンの方の前で野球をすることができました。みなさんのおかげで素晴らしい野球人生になった。感謝したいと思います」