カープ球団史上最多タイGグラブ賞4人選出!誠也 侍JではセンターOK

 セ・パ両リーグの守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデングラブ賞」が8日発表され、25年ぶりにセ・リーグを制した広島から鈴木誠也外野手(22)ら4選手が選ばれた。鈴木はこの日、QVCマリンで行われた侍ジャパンの強化合宿に参加。不慣れな中堅守備で好守を見せて、存在感をアピールした。その他、巨人・坂本勇人内野手(28)がプロ10年目で初めて選出され、広島・菊池涼介内野手(26)は257票を集め、両リーグ最多得票となった。

 “守備のスペシャリスト”の認定を受けた鈴木が、その実力を十二分に発揮した。シート打撃で慣れない中堅守備に挑み、秋山の右中間への大飛球を体を張ってキャッチ。ゴールデングラブ賞という勲章を初めて手にした背番号51が、雄々しく躍動した。

 捕球後フェンスにぶつかり、しばらくうずくまった鈴木だったが、その表情は生き生きとしていた。「捕れるかなとは思ったけど、フェンスが怖かったので、警戒しながら見ていたら(グラブに)入っちゃいました」。小久保監督が唱える「複数ポジション制」の下、本職の右翼だけでなく不慣れな中堅も「神ってる」22歳は難なくこなしてみせた。

 「レフトはまだ経験がありますけど、センターはない。景色も全然違いますし、打球の動き方、ボールの軌道も違う。スライスするのかフックするのか、右打者、左打者で全然変わってきます」。戸惑いはあるが、立ち止まることはない。守りの極意を貪欲に吸収しながら、アピールにつなげていく。

 ゴールデングラブ賞は何よりの励み。「もっともっと守備を勉強していかないといけない」とさらなる意欲をかき立てられた。そんな“黄金侍”は、打ってもフリー打撃で7本の柵越えを披露。トータルで存在感を示すことも忘れなかった。

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