「広島紅白戦、紅組３－１白組」（２０日、天福球場）

　広島の塹江敦哉投手（１９）が白組の先発として登板。１回１安打無失点と好投した。

　立ち上がりから安定感は抜群だった。先頭の野間をスライダーで空振り三振。続く堂林に左前打を浴びたが、けん制球で誘いだし盗塁死で２死とした。最後は下水流をこの日、最速となる１４５キロの直球で空振り三振。今季最終となる実戦のマウンドを最高の形で締めた。

　秋季キャンプでは下半身強化に取り組み、低めに集める投球をテーマに取り組んで来た。「やってきたことは出せた。１イニングでしたけど、いまやっていることを出すのが１番大事なので」と手応えを口にした。３年目の来季こそ、１軍のマウンドで結果を残す。