田中広輔 来季目標は「3割&Gグラブ賞」三振減&失策減で成就だ
広島・田中広輔内野手(27)が20日、来季の打率3割達成とゴールデングラブ賞獲得を目標に掲げた。「1番・遊撃」に定着した今季は、全試合にフルイニング出場。25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。真価の問われる4年目。飛躍を遂げて初のタイトル奪取を狙う。
「リーグ優勝で終わったシーズン。よかったことと、悪かったことがありますね」。現在は湯布院でリハビリキャンプに参加中。日本シリーズ後にも軽井沢の温泉を巡るなど、再始動に向けてゆっくりと英気を養ってきた。
攻守で活躍したが、反省も残る。打率・265と、18失策。「捕りミスが多かったので、それをなくしたい基礎練習の積み重ね。丁寧にいけるように」と、守備力向上へ秋季キャンプでも基礎練習に取り組んできた。「しっかりそのレベルに達しないといけない。今ではまだまだ」。たゆまぬ努力の先に、ゴールデングラブ賞獲得を見据える。
年明けからは例年通り、沖縄で東海大OBらと合同自主トレを行う。打撃の課題は今季119三振の減少。秋季キャンプで手応えを得た。「3割に近づけるために、三振をいかになくすか。秋にいい感覚をつかめたので」と田中。攻守にレベルアップを遂げて、リーグを代表する1番打者になる。