広島・新井「おじさんでも頑張ればできる」 球団最多タイのベストナイン5人
「NPBアワーズ2016」(28日、グランドプリンスホテル新高輪)
2016年度のベストナインの授賞式が行われた。25年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた広島からは初受賞の野村祐輔投手(27)、石原慶幸捕手(37)、鈴木誠也外野手(22)に加えて、11年ぶり2度目の新井貴浩内野手(39)と、2年ぶり2度目となる丸佳浩外野手(27)の5人が選ばれた。5人が選出されるのは、球団では84年以来3度目の最多タイ記録。プレゼンターを務めた女子レスリングの吉田沙保里から、記念品などが贈られた。
39歳で受賞した新井は「このメンバーの中では、少しだけ高齢ですが。おじさんでも頑張ればできるんだ、とちょっとは見せられたかなと思います」と言って、笑いを誘った。
各選手の壇上でのコメントは以下の通り。
石原「まさか自分が選んでいただけると思ってなかった。うれしく思っています。投手は黒田さん中心となって、すごくたくましかったです。優勝は僕自身初めての経験。来年も厳しい戦いが続きますが、優勝して日本一の挑戦権が得られるように頑張っていきたい」 新井「このメンバーの中では、少しだけ高齢ですが。おじさんでも頑張ればできるんだ、とちょっとは見せられたかなと思います。まわりの若い選手に、自分が引っ張ってもらった。黒田さんと2年間戦った若い投手は、黒田さんの気持ち、姿勢を忘れず頑張ってほしいと思います」 鈴木「僕自身、6月からしか試合には出てないんですが。まだレギュラーとは思ってない。来年が勝負。試合に出たい一心で一生懸命やってきた。最後に優勝できてよかった。(大谷ら同級生のライバルは)シーズン中から刺激になっていました。負けないように頑張っていきたい。今シーズン優勝できたが、日本一にはなれなかった。来年はフルに出て、チームに貢献したいです」 丸「昨シーズンは非常に個人として悔しいシーズン。なんとか巻き返してやろうと思ってやってきて、よかった。苦しい時は何度かあったが、そのたびに一丸で戦うことができた。最後の最後に悔しい思いをしてしまった。広島のファンのみなさんと一緒に、日本一を味わいたいと思います」