鈴木誠也、来季の“脱神ってる”を宣言 緒方監督に感謝も「実力で結果を」

 年末恒例の「2016ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識)が1日、発表され、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島東洋カープを表現した「神ってる」が年間大賞を受賞した。受賞者は緒方孝市監督と鈴木誠也外野手で、鈴木が表彰式には出席した。「神ってる」という言葉が鈴木の代名詞のようになったシーズンだったが、式典後の取材では実は「神ってる」と言われ続けることに不本意な思いも抱えていたことを明かした。

 「神ってる」とは鈴木の活躍ぶりを評して、緒方監督が発言した言葉で、鈴木としては「僕が言った言葉ではないので、考えてはいなかったです」と想定外の受賞だった。緒方監督に対しては「神ってるという言葉で僕のことを知ってくださった方も数多くいると思うので、本当に監督に感謝しています」とあらためて感謝していた。

 ただ、野球界では、あまりにも浸透し過ぎたのか、鈴木が何か活躍する度に「神ってる」という表現がメディアやネット上などで繰り返された。「神ってる」とは、従来の言い方では「神がかっている」となり、実力以上の力を発揮している、という意味にもなる。

 鈴木としては「『神ってる』という言葉をきっかけに飛躍できました」と、言葉自体には感謝しているが、「シーズン中に結果を残すたびに、『神ってる』『神ってる』と言われるのは悔しい部分もあったので、来シーズンは『神ってる』と言われないように自分の実力で結果を表していきたいと思います」と、“脱神ってる”を宣言した。

 また25年ぶりのリーグ優勝を支えてくれたファンに対しては、「今シーズンは本当、温かい声援、ありがとうございます。本当、力になりました。おかげで活躍できました。来シーズンは苦しい試合が続くと思うので、数多くのファンの方の支えが力になると思います」と来季以降の応援も願っていた。

 鈴木は4年目の今季、466打数156安打で打率・335、29本塁打、95打点を記録。広島打線の中核としてチームのリーグ優勝に貢献した。

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