ドラ1加藤、マツダスタジアムに立つ!「慣れていきたい」
広島のドラフト1位・加藤拓也投手(22)=慶大=が13日、マツダスタジアムで行われた新人合同自主トレに参加し、初めて本拠地で汗を流した。マウンドでノックを受け、高さや傾斜を確認し、改めて気を引き締めた。ブルペン入りは未定だが、マイペース調整を貫いて春季キャンプへ準備を進める。
グラウンドに足を踏み入れると、加藤の表情がグッと引き締まった。本拠地での初練習。昨年12月の見学時はシートがかぶせられていたマウンドに立ち、球場全体の雰囲気や高さやなどを確認した。
「まだ、スタンドに人が入っていないのでどうなるのか分からない。マウンドにも久しぶりに立ちました。高かったので、これから慣れていきたい。プロでやっていくにはここで投げないといけないので」
即戦力の自覚は十分。先発か中継ぎか役割は決まっていないが、頭にあるのは1軍の舞台だけだ。この日は約1時間半、ランニングやキャッチボール、ノックなど同期の5選手と一緒に汗を流した。
練習の合間には、隣で遠投を行っていた丸と野間にあいさつ。チームリーダから頼もしい言葉をもらった。「丸さんから『何か分からないことがあれば聞いてこい』と言ってもらいました。何も分からない状態なので、ありがたいです」と感謝した。
これで新人自主トレ第2クールが終了し、15日からは2年目以降の選手も加わった合同自主トレが始まる。今後のブルペン入りについては「いつ入りたいとか考えない。焦ってもしょうがないので、その日の状態を見て決めていく」。キャンプインに向けて、自己流調整でベストコンディションを作っていく。