カープ緊急事態 黒原が救世主になる 開幕2戦目の森下〝代役〟指名に「いいものを出せたら」

 1軍に合流し笑顔でストレッチする黒原(撮影・市尻達拡)
 1軍に合流しダッシュをする黒原(撮影・市尻達拡)
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 広島の森下暢仁投手(26)が右肘の張りのため、登板が決まっていた開幕2戦目の30日・DeNA戦(横浜)の先発を回避することが26日、明らかになった。全体練習後に新井貴浩監督(47)が明かした。代役には左腕の黒原拓未投手(24)が指名され、そのまま開幕2戦目に先発する。

 黒原がチームの救世主になる。この日から1軍に合流し、全体練習に参加。森下の“代役”として開幕2戦目の30日・DeNA戦の先発を託され、「どんな形であろうとチャンスをもらった。自分のできることをやって、いいものを出せたらなと思う」と意気込んだ。

 今年はキャンプからアピールを続け、開幕ローテの6枠目をアドゥワ、玉村らと最後まで争っていた。最終的にアドゥワに、その座を譲ることになったが、早々に1軍先発の機会が到来。「(森下の登板回避は)喜ばしいことではないが、指名してもらえたのは本当にうれしかった」と率直な心境を明かした。

 直近は17日のウエスタン・阪神戦に先発し、5回2安打無失点。好調を維持して、プロ初勝利も懸かるマウンドに立つ。

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