広島の大卒2年目・久保がプロ初安打 記念球は両親へ「やっとプロ野球選手になったと報告できる」

 プロ初安打の記念球を手にポーズをとる久保(撮影・市尻達拡)
8回、プロ初安打となる左前打を放った久保(撮影・市尻達拡)
8回、プロ初安打となる左前打を放った久保は満面の笑みで喜びを表現する(撮影・市尻達拡)
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 「広島11-2DeNA」(16日、マツダスタジアム)

 広島の久保修外野手(23)が、プロ初安打を放った。

 七回の守備から途中出場し、八回1死で打席へ。前打者の石原がスライダーを本塁打にしたことを頭に入れ、「初球、絶対真っすぐやと思って、ヤマ張ってました」と森原が投じた初球の直球を鮮やかに左前へはじき返した。

 記念球も無事に回収。どうするのか問われると「両親にあげようかなと思います。やっとプロ野球選手になれましたと報告できるかなと思います」と照れ笑いを浮かべた。

 大阪観光大から22年度のドラフト7位で入団。武器の守備力に加えて、今季は打力も向上し、初の開幕1軍をつかみとった。開幕からここまで守備固めとしての出場が多いものの、8打席で無安打。9打席目で記念すべき一打を放った。「『初』という言葉がやっとなくなったので、ちょっとは気楽に打席に立てる。あとは自分の持ち味である積極的な打撃を変えずにいきたい」。若手のホープが大きな一歩を踏み出した。

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