広島・新井監督 適時打1本のみで5得点「良い点の取り方をしている」無四球無失点リレーの救援陣「すごく成長している」
「広島5-1DeNA」(17日、マツダスタジアム)
広島が“渋い”攻撃を見せて快勝した。これで2連勝。7勝9敗となり、借金は2まで減った。
1点を追う三回は2死満塁から小園が追い込まれながらも押し出し四球を選んで同点に。さらに四回には1死満塁から菊池の遊ゴロ併殺崩れの間に三走生還で勝ち越し。2死一、三塁での次打者・野間の場面では一走・菊池がディレードスチールを仕掛けて一、二塁間で挟まれる間に三走・矢野がヘッドスライディングで生還して2点差とした。
投手陣は先発・アドゥワが4回7安打1失点。牧に先制の一発を浴びたが、最少失点でしのいだ。五回からは6投手の継投で逃げ切り。2番手の塹江が2年ぶりの白星を手にした。
新井監督の一問一答は以下の通り。
-今日の試合振り返って。
「アドゥワがヒットを打たれながらも粘ってよく投げてくれていたんですけど、ちょっと早めの交代ということで。そこは点が欲しいというところでの打線の絡みと、あと明日が休みというところもありましたので、あそこはご苦労さんということで代わってもらいました。そのあとに行った中継ぎもよく頑張ってくれましたし、打つ方もしっかりと点を取ってくれたと思います」
-投手では益田が気迫のこもった投球。
「しっかりと腕が振れていましたし、打者に向かって行くいいピッチングだったと思います」
-4回、内野ゴロで勝ち越して、次の1点が大きかった。積極的に仕掛けた。
「あそこもキク(菊池)もうまかったし、矢野も勇気をもってスタートを切ってくれたので、いい走塁だったと思います」
-タイムリーは1本だったが。
「いい点の取り方をしていると思いますね」
-今日は盗塁を積極的に仕掛けていた。
「毎試合積極的に、何か隙があったら何かやってやろうと思っている。それは自分だけでなく、選手たちとも意思の疎通ができている。今日も隙を付いたダブルスチールのときもそうですけど、選手みんなが何かあったら行ってやろうって思ってくくれていると思う。それはすごくいいことだと思う」
-投手陣は2桁被安打も無四球。
「それは昨年から投手陣に言っていることで、投手コーチもしっかり徹底してやってくれて、すごく成長しているなと思います」
-野間選手を3番で起用。
「全体の打線として。ポイント、ポイントではなく、打線として何がいいのかなと考えていたので。そこは野間に3番に入ってもらってという感じかな。彼は粘れるし、出塁もできるし、つなげるし、勝負強さもあるので、野間さんに入ってもらいました」