広島・秋山 熱投・床田を援護マルチ!あざやか村上撃ち 先制Vホーム!ここぞのタイムリー

 5回広島、2死一、二塁、左前タイムリーを放つ広島・秋山翔吾(撮影・飯室逸平)
  1回広島無死、二塁打を放つ広島・秋山翔吾(撮影・飯室逸平)
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 「阪神0-2広島」(7日、甲子園球場)

 頼れるベテランがチームを牽引した。秋山が2安打1打点をマーク。村上に今季3度目の対戦で初めて土をつけ「チームとしてずっとやられているのは重かったと思う。前に進める要因じゃないかな」と笑顔で振り返った。

 初回から打線に勢いをもたらした。先頭で右翼線へ二塁打を放ち、チャンスメーク。その後、小園の中犠飛で先制のホームを踏んだ。五回は2死一塁から床田が追い込まれながらも右前打で、好機を拡大。左腕の粘りに秋山も左前適時打で応え、貴重な追加点を生み出した。

 村上からは4月30日の前回対戦で先頭打者弾を放っているが、そのイメージは消していた。「一回リセットして。打った良いイメージよりも、入っていくアプローチは変えないように」と攻略法を解説。打撃の状態も上向きで、2試合連続マルチ安打&10試合連続安打と1番打者として、安定した成績を残している。

 また、快勝のチームに朗報が届いた。新井監督は試合後、「明日来ます」と1月末に左膝内側半月板を損傷し、2軍調整が続いていた末包が8日から1軍に合流することを明言。昨季65試合で11本塁打を放った長距離砲が打線に加わり、得点力アップが期待される。

 村上攻略に加え、待望の大砲復帰と明るい材料がそろった新井カープ。勢いそのままにカード勝ち越しを狙う。

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