G渡辺会長「ドラフトは違法っていくら言ってもだれも相手にしてくれない」
【2011年10月28日付デイリースポーツ紙面より】
巨人・渡辺恒雄球団会長が28日、都内で取材に応じ、TBSHDの横浜売却問題について、ディー・エヌ・エー(DeNA=D社)という球団名ならば承認する意向をあらためて示した。
当初、D社が商品名の「モバゲー」を新球団名にするならば、協約違反に当たることを指摘していたが「DeNAという名前なら問題ない」と明言。さらに、親会社名を「モガベーに変えるなら別」とも話した。
ただ、親会社名の変更には商法上、時間を要すると説明。球団譲渡は承認したうえで「そこは何か特例を設けて、それを確約する、救済策がないかな、と考えている。TBSとDeNAを救うために、いろいろ考えているんだよ」と検討案を模索している考えも明かした。
一方、前日のドラフトで巨人が東海大・菅野の交渉権獲得に失敗したことにも言及。「ドラフトってのは憲法違反。独禁法による競争制限だ。いくら違法って言ってもだれも相手にしてくれない」と不満をぶちまけた。菅野が浪人する可能性については「そんなこと、おれが言ったら大変だ」と話した。