【２０１２年５月３０日付デイリースポーツ紙面より】

　“イースタン打線”が杉内を食う！楽天・星野仙一監督（６５）が２９日、杉内撃破に闘志を燃やした。きっかけは楽天打線の総年俸が、杉内１人分（３億５千万円）に及ばないこと。「燃えてくるやないか！」と早くも戦闘モードだ。

　主将の松井、選手会長の嶋、正右翼の牧田ら主力が相継いで離脱し、普段はイースタンにいる控え組ばかりが並ぶ現オーダー。その年俸合計は、２億８１８０万円。「杉内１人でまかなえるのか。しかもおつりが来るのか…」と苦笑いする。

　だが、そんなサブ組が奮起し、２７、２８日とヤクルト相手に連勝するなど、チーム状態は良好だ。この日は神宮の室内練習場で全体練習。「あしたはメジャーとシングルＡの対戦や。いや、ルーキーリーグか」。発言とは裏腹に、表情には期待感がにじんでいた。