大谷が決勝導く「勝ちきれるように」

 「プレミア12・準決勝、日本-韓国」(19日、東京ドーム)

 野球の国際大会「プレミア12」に出場している日本代表「侍ジャパン」が18日、1次ラウンド、準々決勝を戦った台湾から、羽田空港着の航空機で帰国。東京ドームで19日の準決勝・韓国戦へ向け全体練習を行った。先発する大谷翔平投手(21)も決戦へ向け、最終調整を終えた。

 覚悟は決まっている。大谷は東京ドームで最終調整を終えると、自分に言い聞かせるように何度も繰り返した。「勝ちきれるようにしたい」。今年最終登板となることが確実な準決勝・韓国戦。最速162キロ右腕はチームの勝利だけを追求する。

 宿敵とは11日ぶりの対戦となる。札幌ドームで対戦した8日は6回無失点、10奪三振と抑え込んだ。成績だけを見れば快投。ただ、対戦を通してレベルの高さも感じていた。

 「結果以上に、いい打者がいたという印象がある。この前みたいにはいかないと思う」。だが、弱気ではない。強打者ぞろいの韓国との大一番を前にしても、冷静に受け答えする姿が、自信を物語っていた。

 期待は高い。小久保監督は「2015年最後の登板になるだろうから、いけるところまで(いってほしい)というのはある。ペースを考えず、最初から飛ばしてほしい」と全てを託した。

 この日の帰国時には羽田空港で約300人の出迎えを受けて、無数のフラッシュを浴びた。ファンの熱気も肌で感じた。「気持ちで負けないようにしたい。必死に1イニング1イニングを抑えたい」。頂点まであと2勝。大谷は期待をエネルギーに変え、世界一へ王手をかける。

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