浩二監督、侍の守護神に浅尾を指名

 WBC日本代表の山本浩二監督(66)が15日(日本時間16日)、中日・浅尾拓也投手(28)を守護神に指名。中日では、セットアッパーを務める右腕を抑えとして期待した。

 山本監督は「後ろは浅尾が近いよな」と明かした。昨季、MVPを獲得するなど実績は十分。ライバル球団の打者を震え上がらせてきた快速球と高速フォークと制球力の良さは侍の最後を任せるにふさわしい。日本代表の抑えとして、白羽の矢を立てた。

 ただし浅尾は国際大会の経験が少ない。WBCで使用するメジャー球に対応できるのか、また今季は右肩痛に悩まされたこともあり、肩の状態を含めて見極めることになる。山本監督は「(来年2月の合宿の時に)決めておいて。1人、2人とかそういった形にするんじゃないかな」と場合によってはWストッパーの可能性も示した。

 また杉内(巨人)をリリーフで起用するプランも披露した。前回2009年の第2回WBCでは中継ぎとして奮闘。「前回、最高のピッチングをしている。実績があるのはチームにとって大きい」と期待する。「大事な終盤の2回とか」と具体的な起用法も明かした。

 山本監督は、既に能見(阪神)を勝利の方程式に入れる考えも示しており、構想通りならば侍ジャパンは、継投も盤石。最強のリリーフ陣が、WBC3連覇をグイっとたぐり寄せる。

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