やっと出た~!鳥谷、強化試合初H

 「WBC強化試合、巨人1‐6日本代表」(28日、ヤフオク)

 最後の実戦で価値ある一振りだ。「6番・二塁」でスタメン出場した日本代表・鳥谷(阪神)は、実戦14打席ぶりとなる安打を記録。守備では二塁だけでなく三塁でもミスなくこなし、最終調整を終えた。

 「ここで一本出てどうこうじゃないですし、試合に向けてしっかり準備していくだけです」

 2打席凡退して迎えた、六回の第3打席だった。1ストライクから笠原の投じた外角変化球に反応すると、大きく弾んだ打球は二遊間を破る中前打に。1死を挟んで相川が中前打を放った場面では、一塁から一気に三塁に進み、坂本の2点二塁打でチーム3点目のホームを踏んだ。

 2月23、24日の豪州との壮行試合2連戦、そして26日の強化試合阪神戦では無安打。最後に実戦で安打を記録したのは、20日の宮崎合宿で行われた紅白戦までさかのぼる。この日はバットの構える位置を、これまでと違ってバットを担がないように修正して臨んだ中での一打となった。

 前日の段階ではベンチスタートの可能性が高かったが、松井が腰の張りで大事を取ったため、代わる形でスタメンに。八回裏は三塁の守備にも入った。本職でない位置での試合途中の交代も「何試合もやってるのでこういう形でも大丈夫」と違和感はない。

 「コンディションは悪くないので試合にしっかり臨めるようにしたい」と鳥谷。できることはやってきた。あとは出番に備えて心身共に準備を整えていくだけだ。

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