浩二監督「慎之助しかなかった」

ライトスタンドのファンへ手を振り引き揚げる山本監督(撮影・立川洋一郎)
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 「WBC1次R・A組、日本5‐3ブラジル」(2日、ヤフオク)

 日本が苦戦の末にブラジルを下した。初回にエース田中が先制を許すまさかの展開。その後は追いつき勝ち越す緊迫した展開となった。杉内、摂津が失点し、再び振り出しに戻され、リードを奪われた。

 1点を追う八回、内川の左前打を口火に、1死二塁から代打・井端の右前適時打で同点。なおも1死満塁と攻め、右膝違和感でベンチスタートとなった阿部が代打で登場し、二塁へ痛烈なライナー。相手二塁手が飛びついたが捕球できず、二塁へ送球して封殺(記録は二ゴロ)。その間に三塁走者・井端が勝ち越しのホームを踏んだ。さらに続く松田の中前適時打で1点を追加した。

 試合後、山本監督は、「うれしいですね。ブラジルは非常に粘っこい、戦いにくいチームでした」と話し、代打・阿部の場面について、「慎之助しかなかった。(阿部は)気合が入っていた」と振り返った。

 3日は中国と激突するが、同監督は「大変苦しい戦いでしたけど、まずは1勝できたので、明日につながると思います」と話した。

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