メキシコvsカナダで大乱闘!7選手退場

 「WBC・1次ラウンドD組、メキシコ3‐10カナダ」(9日、フェニックス)

 1次ラウンドは9日、フェニックスなどでC、D組の4試合を行い、D組のイタリア、C組のドミニカ共和国、プエルトリコが2次ラウンド進出を決めた。イタリアは米国に2‐6で敗れたが、2勝1敗で初の1次ラウンド突破。米国は1勝1敗となり、メキシコを10‐3で破って1勝1敗としたカナダと勝ち上がりを懸けて10日に対戦する。ドミニカ共和国はスペインを、プエルトリコはベネズエラを破り、2連勝。スペイン、ベネズエラ、D組のメキシコは敗退が決まった。

 メキシコ‐カナダで大乱闘がぼっ発。両軍計7選手が退場した。8日のイタリア戦で大敗したカナダは9‐3の九回に先頭打者ロビンソンがセーフティーバントを敢行し、安打にした。得点率と失点率の差で順位をつけるルールをにらんで1点でも多い得点を狙ったものだが、大差でのバントは野球の「暗黙の了解」に反するといわれ、これが伏線となった。

 メキシコの投手レオンは、続くカナダの打者トソニに内角球を2球投じ、不穏なムードに。ここで主審が両軍ベンチに警告を与えたが、レオンは直後にトソニの背中に当たる死球を与えた。

 怒ったトソニが暴言を吐きながらマウンドへつめより、両軍ベンチ総出の乱闘に突入。両軍入り乱れての殴り合いとなった。また、メキシコファンから投げ込まれたペットボトルがカナダの投手コーチの顔面に当たるなど、一時収拾がつかなくなった。

 カナダのウィット監督は「普通の試合であのようなバントはしない。(順位づけの)ルールがあるから起こった」と説明。メキシコのレンテリア監督は「あのバントに問題はない。選手も興奮して自分を見失った」と話した。

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