米国が競り勝ち3大会連続2次R進出
「WBC1次ラウンドD組米国9-4カナダ」(10日)
米国が通算成績を2勝1敗とし、同組1位で3大会連続となる2次ラウンド進出を決めた。カナダは1勝2敗で1次ラウンド敗退が決まった。
先制点はカナダ。二回、先頭打者のモルノーが右中間二塁打で出塁すると、5番ソーンダースが右越え2点本塁打を放った。
米国の反撃は四回だ。右前打と四球で無死一、二塁とすると、今大会初出場のゾブリストが三塁側へバント安打。三塁手の一塁悪送球も絡んで1点を返し、一死一、三塁から7番ジョーンズの中犠飛で同点に追いついた。
三回以降、無安打に抑えられていたカナダ打線は2-2の六回、二死一、二塁の好機に7番ローウェンが右前適時打を放って勝ち越し成功。しかし、米国は1点を追う八回に先頭打者のマウアーが中前打、5番ライトが四球でチャンス拡大。ゾブリストが試みた送りバントは捕邪飛となったが、7番ジョーンズの2点適時二塁打で逆転し、二死からビクトリノの適時左前打で加点した。
カナダは八回に1点差に詰め寄り、なおも二死満塁としながらあと1本が出なかった。
米国は九回にホズマーの走者一掃の適時二塁打などでカナダを突き放したが、八回までは1点を争う厳しい展開だった。