米国快勝!ゴンザレスが初登板で快投
「WBC・2次ラウンド2組1回戦、米国7-1プエルトリコ」(12日、マイアミ)
米国は今大会4試合目で、やっと理想的な試合運びができた。先発のゴンザレスが5回無失点と好投して、流れをつくった。昨季ナショナルズで大リーグ最多の21勝を挙げた左腕は「打線が強力だから、ダメージを最小限に抑えることだけを考えた」と胸を張った。
1次ラウンドは先発投手が序盤に失点し、後手に回った。ゴンザレスははナショナルズのキャンプにとどまって調整し、満を持して臨んだマウンドだった。
マイアミ近郊出身で家族や友人も多く駆けつけ「ポストシーズンのような感覚」で投げたという。150キロ台の直球にチェンジアップ、カーブを交え、五回まで散発の3安打、打線と中継ぎ陣も力を発揮した。トーリ監督は「これ以上ない試合」と納得の様子だった。
米国が2次ラウンドを突破すれば、ゴンザレスの次回登板は準決勝が予想される。相手は3連覇を狙う日本になる可能性もあるが「相手はどこでもいい。代表の誇りを持って、勝利のために投げる」と、好投を誓った。