育毛剤で薬物陽性!山中2年間資格停止

 日本ラグビー協会は10日、SO山中亮平(23)=神戸製鋼=がドーピング検査に陽性反応を示したため、国際ラグビーボード(IRB)が4月28日から2年間の資格停止処分にしたと発表した。日本人選手の薬物違反は初。神戸製鋼によると山中は9日付で退部し、退社せずに社業に専念する。資格が回復する2年後の再入部は可能という。

 4月に行われた日本代表候補合宿中の抜き打ち検査で、禁止薬物のステロイド成分に陽性反応を示した。山中はIRBの聴聞会で、口ひげを伸ばすために使った塗り薬に禁止成分が含まれていたという認識はなく、美容品とみなしていたと主張。IRBはドーピング目的ではなかったと認定したが、処分軽減は認められないとした。

 日本協会・蓮沼隆理事は「学生時代から薬物研修は受けている選手」と述べた。山中は会社を通じて「処分を真摯(しんし)に受け止めてこの期間を耐え、グラウンドに戻ってきたい」とコメント。東海大仰星高出身で、早大で昨季の大学選手権準優勝に貢献し、今春にトップリーグの神戸製鋼入り。不注意から悲劇を招いた23歳は、2年後の復帰を望んでいる。

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