白鵬、無敗キープで13日目にも26度目V
「大相撲名古屋場所12日目」(18日、愛知県体育館)
賜杯へ王手をかけた。白鵬は立ち合いで強く当たり、直後に右をこじ入れる。次の瞬間、目の前のまわしを左手でがっちりつかむと、琴奨菊を豪快に土俵に転がした。
圧倒的な安定感で無敗を守ると同時に連勝記録を42に伸ばした。13日目に琴欧洲を退け、ただ1人2敗の平幕碧山が負ければ、早々と3場所連続26回目の優勝が決まる。
唯一の不安材料は、琴奨菊を投げた際に痛めた右脇腹。「ちょっと電気が走った。(箇所は)分かりません」。打ち出し後に名古屋市内の病院でエックス線検査を受け、打撲で軽い肉離れと診断された。白鵬は「骨に異常がなかったから大丈夫」と平静を装った。