「大相撲秋場所」（９月１５日初日、両国国技館）

　大相撲の人気幕内力士舛ノ山（２２）が７日、故郷の千葉県栄町で、所属する千賀ノ浦部屋の夏合宿初日を迎えた。

　栄町後援会を中心に招致され、１１日まで初開催される今合宿。舛ノ山は「地元に応援してもらえるのはありがたい。頑張りたい」と、精力的に稽古に励んだ。約２００人の町民が土俵を見つめ、後援会の入会申込者もおり、稽古後はちゃんこ１５０杯が後援会から振る舞われた。午後は隣接する同県印西市の福祉施設への慰問が行われた。

　先場所は東前頭１４枚目で７勝８敗の舛ノ山。心臓疾患の影響で極度にスタミナがなく、取組の悲壮感と愛きょうのある風貌が人気の源だが、５場所連続負け越しと苦戦が続いている。「突き放したいですね。組むにせよ突き放してから。立ち合いを磨きたい」と、秋場所への課題を口にした。