錦織2連覇逃す 大会中に腰痛再発
「テニス・楽天ジャパンOP」(4日、有明テニスの森公園)
シングルス準々決勝で第4シードの錦織圭(23)=日清食品=は第6シードのニコラス・アルマグロ(スペイン)に6‐7、7‐5、3‐6で敗れ、2連覇を逃した。第3シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)はルカシュ・ラツコ(スロバキア)を6‐3、6‐3で下し、第1シードのフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)はアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)に4‐6、6‐4、6‐2で逆転勝ち。イワン・ドディグ(クロアチア)も4強入りした。
サーブのスピードは160キロを割り込み、返球を追う足にも力がなかった。悔やんだのは第1セットの第10ゲーム。40‐30とセットポイントを握りながら、サーブの乱れに付け込まれて逆転を許しキープに失敗。2時間13分の長丁場で屈した錦織は「最後は腰がどうしようもなかった」と打ち明けた。持病の腰痛を抱えながらの粘りもむなしく、連覇の夢がついえた。