明大1点差劇的勝利 成田が決勝トライ

 「ラグビー大学選手権、明大‐27‐26東海大」(8日、秩父宮)

 2次リーグが始まり、関東対抗戦5位の明大が関東リーグ戦4位の東海大とのサバイバルマッチに27‐26と1点差で劇勝。WTB成田秀平(1年・秋田工)が決勝トライを決め、グループ首位通過へ貴重な勝利をつかんだ。5連覇を目指す帝京大(関東対抗戦1位)は、1次リーグを突破した朝日大を102‐5で圧倒。関西1位の立命大は慶大(関東対抗戦3位)に22‐26と競り負けた。

 関東対抗戦では5位に終わった明大だが、きっちりと立て直して見事な勝負強さを発揮した。

 前半は東海大のプレッシャーに押されて9点差をつけられたが、ハーフタイムにフィフティーンが目を覚ました。「負けたら終わりなんだ。もっと体を張ろう」。ゲームリーダーのWTB小沢(4年)がメンバーを鼓舞。小村淳ヘッドコーチからタックルミスを指摘された成田も、これでスイッチが入った。

 後半30分、鮮やかな右オープンの展開でライン際を駆け抜けて成田が決勝のトライ。昨季まで監督を務めた吉田義人氏と同じ秋田工出身の1年生は「先輩方がつないでくれたボール。決められてホッとしています」と笑顔。丹羽監督も「練習通りのサインプレー」と評価した。

 15日には関西王者の立命大を破った慶大と対戦する。「(18‐24で逆転負けした)対抗戦のリベンジをしたい」と、指揮官は雪辱を誓った。

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