西脇工10位…監督が体罰で指導自粛

 「全国高校駅伝・男子」(22日、西京極陸上競技場発着・7区間=42・195キロ)

 男子で史上最多の優勝8回を誇る兵庫県立西脇工業高の男子陸上部監督を務める男性教諭(50)が昨年9月、部員に体罰を加えていたことが22日、同校への取材で分かった。県教育委員会は処分を検討する。

 西脇工によると、教諭は昨年9月中旬に奈良で開かれた陸上大会で、当時1年生だった男子部員の頭をたたいた。部員にけがはなかったが、今年7月に退部した。12月に保護者が県教委に申告して発覚。調査で教諭は体罰を認めており、現在は指導も自粛している。

 同校は「選手に責任はない」として、この日の全国高校駅伝に出場したが、監督は同行しなかった。予選を突破した記録の比較なら4位の実績だったが、10位に終わった。1区で7位の藤原(3年)は「動じることはなかった。自分たちの仕事をするだけと思っていた」と気丈に話した。

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