信成引退 鳴かぬなら泣きに泣きます

 「フィギュアスケート全日本選手権・エキシビション」(24日、さいたまスーパーアリーナ)

 全日本の男子で4位に終わり、五輪代表入りを逃した織田信成(26)=関大大学院=がエキシビションに出演後、「今日をもちまして、現役生活を退く決意をしました」と現役引退を表明した。

 戦国武将・織田信長の末裔(まつえい)としても知られた。「最初は名前ばかり注目され、抵抗があった。でも、それをきっかけにスケートを見て、応援してくれた方もいて、自分の名前も得だったのかな」と振り返った。

 そして、うれしいときも悲しいときも涙を流し続けたスケート人生を、有名な「鳴かぬなら…」の句になぞらえ、「『鳴かぬなら 泣きに泣きます ホトトギス』かな」と総括した。

 織田は08年に全日本選手権で初優勝。10年バンクーバー五輪は7位に入賞した。2児の父は今季限りでの引退を表明して、今大会に臨んでいた。

 今後はコーチとして後進の指導にあたる。「五輪で金メダルを取れる選手を育てたい。2人の息子たちが、もし選択してくれるなら、自分の成績を超えてほしい」と、愛息にも“未来”を託した。

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