駒大・村山、男子1万mで日本人トップ

 「デイリー主催・兵庫リレーカーニバル」(20日、神戸ユニバー記念競技場)

 グランプリ9種目が行われ、男子1万メートルでは学生の村山謙太(21)=駒大=が自己ベストを大きく更新する27分49秒94の快走で、実業団選手らを抑え、日本人トップの4位に入った。女子1万メートルでは萩原歩美(21)=ユニクロ=が31分50秒85の好タイムで日本人トップの2位。女子3000メートル障害は、三郷実沙希(24)=スズキ浜松AC=が、9分54秒84の大会新記録で2連覇を飾った。

 実力者揃いの社会人を相手に、村山が自己ベストを約25秒も更新する会心の走りで日本人トップに入った。

 我慢のレースだった。5000メートル手前で苦しくなったが「いける」と自分に言い聞かせた。ラスト1000メートルを切ったあたりで、競り合っていたカロキ(DeNA)に離されるが「離されてからが本当の自分の力」と、自分を信じて走り続けた。自身初、駒大初の27分台。「同学年の中村(匠吾)に負けたくないので、先に出せて良かった」と話したが「満足してはいけない」と慢心はない。

 雪辱の一戦だった。3月の世界ハーフマラソンは、直前で体調を崩してしまい56位と大敗。「まずは挽回しないと」と気合を入れて挑んだ今大会だった。

 08年以来、箱根の優勝を逃している駒大。「昨季は窪田(今年3月卒業)・中村のWエースと言われて悔しかった。2人を超えて、自分がエースになる」。社会人を蹴散らしたその実力で、村山が名門をけん引する。

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