「デイリー主催・西日本学生バスケット・女子４回戦、大体大９３‐４７関大」（２９日、大阪市中央体育館）

　男子４回戦８試合、女子４回戦８試合が行われ、ベスト８が出そろった。昨年女子優勝の大体大はルーキーの活躍もあり、９３‐４７で順当に勝った。試合後には村上直子主将（４年）がチームにカツを入れるなど、２連覇へ油断はない。３０日は男子、女子とも５回戦４試合が大阪市中央体育館で行われる。

　大体大がルーキーの活躍もあり大勝した。しかし、村上主将は試合後、チームに対して厳しい言葉を発した。「相手の方がボールを追っていた」「何もできていない」。

　今月初めの関西選手権では大阪人科大に２０点差の大敗を喫した。その差を埋めるべく、リバウンドとこぼれ球を追うことの２点をチームで徹底してきた。試合形式の練習では、動きを止めて監督からゲキが飛ぶこともあったという。しかし、徹底しきれなかったところに「自分たちがやろうとしていることに甘さがあった」という。

　チームは大きく入れ替わり、この日は１年生４人が先発した。ルーキーの勢いはチームを活性化している。ビデオミーティングを増やし、戦力強化に努めてきたこともあり、徐々に“体大らしさ”は浸透している。

　「うまいプレーじゃなくて、一生懸命やりぬくことを大事にしている。そこは絶対譲れない」。関西選手権のリベンジを果たすべく、昨年女王は２連覇へと突き進む。