嘉風が最年長初金星!W杯を参考に

 「大相撲名古屋場所・4日目」(16日、愛知県体育館)

 嘉風が横綱日馬富士を肩すかしで破り、初の金星を挙げた。32歳3カ月27日での初金星は、年6場所制となった1958年以降では最年長記録。嘉風は3勝目、日馬富士は初黒星を喫した。白鵬、鶴竜の2横綱は安泰。大関かど番の琴奨菊が魁聖を上手投げで下し4連勝。ホープ遠藤は豪風にはたき込まれ、早くも3敗目となった。

 初めての金星の味は格別だった。嘉風は「いやあ、よかったです。今まで見せたことがない嘉風が出ましたね」と興奮気味に振り返った。

 新小結だった先場所初日も日馬富士を豪快に押し出した。「上の人に勝つには勝負どころを逃がしてはいけない」。この一番は立ち合い左に変わって相手の突進をかわすと、小手に振るなど常に先に攻め、最後は横綱の上手を切っての肩すかしで仕留めた。

 スポーツ観戦が趣味。「今場所はGKが注目されたサッカーW杯に似ている。自分も攻め込んだ時には(守られないように)注意したいと思いました」。言葉通りに日馬富士の逆転を封じ、満足そうな笑顔で引き揚げた。

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