「全国高校総体」（２日、中銀スタジアム）

　陸上女子七種競技で、米国人の父を持つヘンプヒル恵（１８）＝京都文教高＝が、高校記録を大幅に上回る５５１９点の日本ジュニア新記録で２連覇を達成した。走り幅跳びで自己ベストを更新する５メートル８１メートルで１位に輝くと、最終種目の８００メートルでも２位。１日に行われた前半４種目で得たリードを広げ、日本歴代でも８位となる好記録をたたき出した。

　ヘンプヒル恵が、驚異のタフネスぶりを見せつけ、２連覇を飾った。最初の種目だった走り幅跳びで自己ベストを更新すると、１６００メートルリレー予選にも参加しながら、やり投げ、８００メートルでも好記録をマークし、日本ジュニア記録を樹立。３日もリレーと１００メートル障害で計５レースに出場する。快挙にも「ほかの選手ができないことをしてこそ、自分」と言ってのけた。