50代・内村母が30年ぶり現役復帰
体操男子のロンドン五輪金メダリスト、内村航平(コナミ)の母、周子さんが14日、北九州市立総合体育館で行われた全日本シニア選手権2部に初出場し、バック転やY字バランスなど50代とは思えない軽快な演技で会場を盛り上げた。
九州学生選手権で優勝した実績があるという周子さんは、夫の和久さん(54)と長崎県内で経営する体操クラブでコーチを務めている。子どもを授かった思い出の北九州市で「生涯スポーツとして楽しめることを伝えたかった」と、約30年ぶりの現役復帰を決意した。
前日1部の個人総合で優勝した息子は不在だったが、床運動は10点満点で4種目中最高の8・100点を出し「元気の良さは、百点満点をつけていい」と笑顔だった。